2021.12.14
現場 

山留杭埋め込み。

無事確認申請が下り、今日から本工事に着手します。まずはコンクリート躯体から足場、建て方とお世話になる楠土建さん。

半地下を作るため穴を掘っていきますが、その際にまわりの地面が崩れないようにするための工事を山留(やまどめ)といます。今回は深さが2m程度と浅く、地下水が出る見込みも低いので、親杭横矢板工法という、鉄の杭(親杭)とそれを横につなぐ木の板(矢板)によって土を留めます。掘削は年明けです。

ドリルで地面に穴を掘り、同じ重機で杭となるH型の鋼材(H鋼)を吊って埋めていきます。途中から冷たい雨が降る中、精度の必要な作業は大変です。

最後に道路側を埋め込んで完了。

125mm角のH鋼が約1mピッチで埋め込まれ、掘削の準備ができました。今回は敷地が狭いため、このH鋼にはめていく板がそのままコンクリートの型枠になります。なのでH鋼が想定する外壁面から離れるほど、無駄なコンクリートを流さなければいけません。とはいえ打ち込みが完全に垂直は不可能なので逃げをみます。今回の逃げは30mm。腕の良い職人さんの仕事でした。